![触手病棟 [-666-]](https://image.moyu.moe/patch/5679/banner/banner.avif)
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現代日本に隠された闇の底で、一人の少女が狂気の中に快楽を見いだしていく閉鎖病棟の物語。 2008年、日本――人々は知らず知らずのうちに人であることを失ってしまう病に冒されていた。その病は感染者の遺伝子を書き換え、様々な「変異」を引き起こす。特に肉体的な変異を起こす者は、それがあまりにショッキングな現象であるため、発見次第可及的速やかに秘匿されていた。 それら変異患者を収容しているのが東響第六癲狂院、その地下に厳重封印された閉鎖病棟――通称「666」。 獣の数字を与えられたそのエリアには、悪魔の落とし子としての烙印を押された患者たちがお互いの破滅する様を窺いあっていた。 その中に一人の少女がいた。見た目は人の姿を保っているが、排泄物が体内で触手状の生物と化してしまうという変異の中でもさらに特殊な症例。 日々、触手を産み落とすという行為に発狂寸前となった少女は、排泄したそれらを路上に投げ捨て、動かなくなるまで殴打するに及び、ついに事態が発覚――「保護」された。 666収容後の少女は、体内で活動をはじめる触手が及ぼす催淫効果に悶え、苦しみ、その異形を産み落としながら同時に犯されるという日々を過ごす。 触手は自らの分身と考えるようになった(思考と呼ぶには正常性を欠いている)少女は、いつしか触手にまみれた淫行/自慰の虜となっていく。



