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都築智司(つづき さとし)は、とある田舎出身の大学生。 小さい頃から植物に興味を持ち、その研究をするために地元を遠く離れた大学へ進んでいた。 卒業を来年に控え、とりあえず進路も決まってホッとしていたところ、地元にいる妹・百花(ももか)から連絡が届く。 火事で実家の一部が燃えてしまったから帰ってきて、と。 両親は長期の海外旅行へ出ていて、百花は借家を借りて生活をしていたので、人的な被害は無かった。 ちょうど夏休みになるところだったので、ある程度 長めの帰省をすることにした智司。 一応 両親に連絡したところ、「実家のことは智司に全て任せる」 と丸投げされたので、百花と一緒に家や土地の今後を考えることに。 滞在中は村長が手配した温泉宿に泊めてもらえることになったので、植物観察でもしながら のんびり田舎生活を楽しむことにする智司。 たまにはこんな過ごし方も良いかと思っていたのだが、村に来てから少し気になっていることがあった……。 一つは、なんだか女の子たちの視線を感じること。 自惚れや勘違いだったら恥ずかしいけれど、どうも気のせいではなさそうなのだ。 そしてもう一つは、夜な夜な いやらしい夢を見てしまうこと。 それも村で出会った女の子たちを相手にした夢。 おかしいとは思いつつも、夢だと思い、何事も無かったかのように過ごそうとする智司だが……。 それはめくるめく淫らな日々の始まりにすぎないのだった。



