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主人公は交易都市の片隅にある、小さなホテルの雇われ支配人。 ホテルに来るドレスの美少女とマント姿の麗人。 それは隣国アラディアの宝と誉れ高いジュエリ皇女とアラディアの宮廷騎士団団長リッテだった。 皇女は政略結婚で悪名高きバルタージュに嫁ぐ筈だったが、リッテの助けで逃げ出していたというのだ。 小さなホテルに立ち寄ったのは、旅慣れぬ皇女を休ませ、身を隠すのが目的らしいが…… 主人公はふと、先日手に入れたとあるアイテムを思い出す。 「プリンセスダスト」…お姫様でも従順な牝奴隷に仕立ててしまうという、この街の暗黒街で密かに流通する禁忌薬だ。 所持しているだけで死罪は確定、ましてや相手は本物のお姫様だ。 一瞬の逡巡を経て、主人公は皇女に届けるワインに秘薬を落とす。 それは、至高の皇女と誇り高き麗人の騎士が、淫らに落ちてゆくプロローグでもあった。


