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「わたしの、恋人になってください !!」 可愛らしい顔立ちの少女は、俺にそう告白した。 それはきっと、普通の男子なら誰もが望んでいる言葉だろう。 もちろん俺だって、そんな日が来ることを期待していなかったわけじゃない。 ただ、今ここがみんなの集まる教室の真ん中で、相手が出会ったばかりの転校生でさえなければ。 「これからも、みなとくんの傍にいたいな……」 でもそれ以来、彼女は俺の恋人になった。 最初は戸惑いが勝っていた俺の心も、いつしか彼女に惹かれるようになっていた。 クラスの友人や幼なじみも驚いていたようだけど、俺を心から愛してくれる女の子と過ごす日々は、とても心地よいものだったから。 そして1ヵ月後…… 俺は彼女と、一夜を共にすることとなった。 「大好きだから……私のこと、忘れないでね」 これからも一緒にいようと、二人で誓いの言葉を交わす。 そしてまどろみから覚めた時、俺を迎えたのは―― ――忘れもしない、あの 告白の日の朝 だった。











